初めての記事外注で悩むのは、記事や文字単価をいくらに設定するのが妥当なのかということです。初めての外注でなくて、何回も外注している私でも悩むことがあります。
クラウドソーシングで記事を外注するのは簡単ですが、アフィリエイトに取り組んで間もない人は、あまり予算もかけたくないですよね。そのため、できるだけ低い予算でよい記事を外注したいのは当然でしょう。
今回は、記事外注における文字単価と品質の問題について、掘り下げて書いてみたいと思います。通常は高い金額を出せば質の良いものが受け取れると考えますが、クラウドソーシングの世界では必ずしもそうとは限らないからです。
記事外注の相場を確認する方法
記事を外注しようという時、まず確認したいのはどのくらいの単価が相場なのかということですよね。記事外注の単価を決める要素としては以下のようなことが挙げられます。
- ライターの経験と業績
- 文字数、他の作業(画像選定など)が必要が否か
- 記事のジャンルと専門性
- 納品スピード
これらによって、記事の単価は左右されますが、最終的には需要と供給のバランスで決まるといっても過言ではありません。結局、報酬金額を提示して、それで応募してくるライターさんがいれば、それでOKだし、だれも応募しなければ予算を考え直した方がいいということになるでしょう。
でも、あまりにも指標がないとやりにくいので、だいたい文字数対記事単価の相場を把握しておきたいものですよね。そのためには、実際にクラウドソーシングのサイトで他の依頼主がどのくらいの予算でライター募集をしているのかを参考にするのが手っ取り早いです。
クラウドワークスやランサーズでは、無料登録すれば「仕事を探す」画面も見ることができます。ここで、他の依頼者がどのくらいの単価でライター募集をかけているのかを確認してみてください。
自分が発注したいと思っているのと同じような条件のものを探してみて、予算を確認しておくとよいでしょう。
記事外注単価と品質は比例しない
自分で発注してみればわかりますが、記事外注単価と品質は必ずしも比例しません。
極端な話をすれば、200円で購入した記事の方が、500円の記事よりも内容が良かったということがあります。さらに、「稼げる記事」になるかどうかはもっと微妙で、200円で書いてもらった記事の方が、2000円のそれよりもはるかに大きな利益をもたらしてくれることもあるんです(アフィリエイト収入はサイト単位で考えるべきですが、記事単位でいうとあり得る話です)。
それはなぜか、説明しておきます。クラウドソーシングに登録しているライターさんは、初心者や未経験者の人も多く、こういう経験不足のライターは比較的安い報酬でも記事作成を引き受けてくれます。業績がないライターは、高い単価に応募しても採用されにくいからです。
しかし、こういう未経験ライターや初心者ライターの中には、もともと文章を書くのが得意な人がたまにいます。こういうライターさんが応募してくれたらラッキーだと思いましょう。彼らは安い単価でもきちんと仕事をしてくれるので、かなり質の良い記事が仕上がってきます。
一方で、ある程度経験豊富なライターは、そこそこの価格でないと応募してくれません。つまり、ある程度の金額を出せば、経験豊富なライターに依頼することは可能です。ただし、下手にアフィリエイターの依頼に慣れているライターだと、適当にコピペぎりぎりの記事を納品してくることもあります。もっと悪く言うと、アフィリエイト初心者や記事執筆が苦手、原稿チェックが甘い発注者を狙って応募してくる「悪質ライター」もいるので、注意が必要です。
外注初心者はどうすればいい?
安い予算で良い記事を書いてくれるライターを見つけたいのは、外注初心者も上級者も同じです。では、記事外注に慣れない人の場合、どうすればいいのでしょうか。
1.タスク形式を試してみる
クラウドワークスでもランサーズでも、タスク形式という方法で記事を発注することが可能です。タスク形式というのは、応募掲示板に必要な条件を提示し、広く一般公募して記事を書いてもらう方式になります。
ライターは、応募要項を見て自分に合っていると思えば、すぐに作業を開始してくれますので、早ければ募集をかけて1時間後に記事が納品されることもあります。一人のライターと1対1でのやり取りや契約が必要ないので、応募してから納品までがスピーディです。また、募集件数を複数にすれば、複数のライターからの記事を素早く集めることができます。
この形式のメリットは、他の方法(プロジェクト形式)に比べて記事単価が安くても記事が仕上がるということです。ただし、どのレベルのライターが執筆するか分からないので、品質の保証はできません。募集要項に違反していれば、非承認として報酬を支払わないこともできますが、募集要項の条件が甘いと返品したいけどできないという事態もあり得ます。
とはいえ、他の依頼者の案件を見てみると、1000文字の記事を200円以下で募集しても記事が集まっているようなので、ちょっと試してみたいという人には取り組みやすいのではないでしょうか。
2.低い予算から始める
ここからは、タスクではなく、プロジェクト形式での応募の話になります。
1文字1円の案件に応募してくるライターさんは、かなり自信と業績がある人が多いでしょう。応募数が多くなるので、どのライターが良いライターなのか見極めるスキルも必要になります。もちろん、予算がたっぷりある人はいきなりここから始めてもいいですが、記事外注初心者には、まず低い単価から始めることをおすすめします。
外注する方も失敗をしながら、学習するものです。私が経験した失敗以外にも、どのような事態が起こるか分かりません。いきなり高い金額から始めてしまうと、失敗した時のショックも大きくなりますが、小さな金額ならあきらめもつきますよね。
ライター未経験者や初心者を狙って、低い単価から募集をかけてみましょう。
3.テストライティングを行う
ライターさんを募集するときには、テストライティングを行うことをおすすめします。テストライティングは、本採用の前に記事をテスト的に書いてもらって、チェックするという方法です。テストライティングで合格となり採用する際には、その原稿料も一緒に支払います。
ライターとして登録しているからといって、全員が文章を書くのがうまいわけではありませんし、書く文章の好みも人によって好き嫌いがあるでしょう。また、こちらの指示をまったく無視して、好きなように書いてしまうライターさんもいます。
ですので、採用を決める前に、一度軽く腕試しのつもりでテストライティングに取り組んでもらうようにすると安心です。特に、ライター経験がない人には、必ずテストライティングをしてもらうようにして、いきなり採用しないようにします。
4.必ずコピーチェックをする
ライターさんから記事が仕上がってきたら、必ずコピペチェックをしましょう。コピペチェックは、無料のツールがオンラインで利用できます。「コピペチェック ツール」で検索すると、いろいろ出てくると思うので、それで確認してみましょう。
コピペチェックツールは有料のものもあります。でも、最初のうちは無料のものでも十分だと思います。それでも心配な人は、ライターさんから上がってきた記事を、少しリライトしたり編集してから自分のブログやサイトに投稿するとよいでしょう。
5.気に入ったライターは単価を上げて継続する
プロジェクト形式では、通常ライターと1対1で契約を交わします。その際、10~30本くらいのまとまった記事数で契約するパターンが多いです(このへんも自由に決めることができます)。
テストライティングが終わって採用を決めたライターさんは、お互い納得した記事数で契約を交わします。それがすべて納品されて、そのプロジェクトは終了という流れになります。その後、継続して仕事をしてもらうかどうかは、お互いの交渉次第となります。
気に入ったライターさんは継続して記事を書いてもらいたいものですよね。でも最初の依頼で、予算を低く設定しているのであれば、継続依頼の際には少し記事単価を上げてあげるのがおすすめです。
実は、通常ライターの報酬からクラウドソーシング側への手数料が差し引かれるのですが、報酬を受け取る段階になって初めてそのことを知るライターさんもいるのです。つまり1記事500円で契約しても、彼らの手元には500円そのまま残るわけではないんですね。
ですので、契約終了して報酬額と受け取り額を確認したライターさんはがっかりしている人も多いはずで、そんなときに少しでも報酬額を上げてあげると、モチベーションが上がり、よろこんで継続してくれるライターさんは多いんです。
実力のあるライターはすぐに引っ張りだこになりますので、本当に良いと思った時には、単価を上げて継続依頼をお願いしましょう。
記事外注にも経験と失敗が必要
初めての記事外注のときの記事単価と品質について、まとめてみました。
アフィエイトジャンルにも旬があるので、時期によって、ライティング案件のジャンルに偏りが起こります。例えば、脱毛記事が旬な時期には、脱毛記事が得意なライターさんはなかなかつかまりにくかったりするんです。このような場合、この「シーズン」を外して外注するという方法もありますが、その辺はまた別記事にて書きたいと思います。
何事も経験を重ねることで、自分なりのコツをつかむことができます。さっそく以下のサイトなどを利用して、記事外注化を始めてみてください!
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