先日も書きましたが、現在今まで作ったブログやサイトを引っ越したり統合したりしています。そんな中、いろいろな人が記事に書いていておすすめされていたプラグインAll-in-One Migrationを使ってみたんですが、私の場合はこれでかなり苦労させられたので、その体験談を記事にしておきます。
私の引っ越し環境が少し特殊だったこともあると思いますが、すこしつまづいたところが数点あるので、それもまとめて書いておきます。
エックスサーバー間でのお引越し
WPサイトを丸ごと引っ越して新しいサーバーに移転する場合、データベースとサイト内のファイルをすべて新しいワードプレスに移さなくてはいけません。私はエックスサーバーを使っていますが、今回はエックスサーバー間でのお引越しということで、コトが余計に面倒なことになってしまいました。
エックスレーバーのサーバースペースを複数借りている人は少ないと思うのですが、これが別サーバーに移動させるよりもさらに神経を使います。なぜかというと、エックスサーバーでは別の共有サーバーやユーザーで重複してドメインを登録することができないためです。
そのため、エックスサーバーAの方に登録しているドメインで運営しているワードプレスサイトを丸ごとエックスサーバーBの方へ移そうとすると、データベースやファイルのバックアップを取ってエクスポートをしてから、対象ドメインをエックスサーバーAから削除しなくてはいけません。
この時、それに紐づいているデータベースもファイルもすべて削除されますので、万が一エクスポートに失敗していたら、取り返しのつかないことになるというわけです。
Wpブログ丸ごと引っ越しに便利なAll-in-One Migration
できるだけ労力と精神的負担を小さくしようと、いろいろ調べまくった結果、一番よさそうなのがプラグインAll-in-One Migrationを使った方法です。このプラグインは、512MBまでであれば、無料で丸ごとワードプレスの引っ越しができるというスグレモノです。
通常の引っ越しのようにphpmyadminを使ってデータベースをエクスポートし、さらにFTPでファイルをダウンロード&アップロードという手間がまったく要らないという素晴らしいプラグインです。
使い方を簡単に書いておきます。
- まず移転元のワードプレスにこのブラグインをインストールし有効化します。
- そして、管理ツールバーに現れるAll-in-One Migrationの「エクスポート」からエクスポートしてローカルのパソコンに保存。
- その後、移転先のサーバーでワードプレスをインストールし、同じようにこのプラグインをインストール。
- 有効化したら「インポート」から先ほどダウンロードしたバックアップファイルをアップロードするだけで完了です。
サイトの規模によって必要な時間は異なりますが、これだけの操作で、データベースも含めたワードプレスサイトが丸ごと引っ越しできるのは、かなり画期的なプラグインというしかありません。
しかし、私には問題が起こってしまったのです。
容量越えによるアップロード不可
まず、私の場合、旅行ブログを引っ越したのでかなりの画像が含まれていました。エクスポートする前に、別のプラグインを使って画像をできるだけ圧縮しましたが、All-in-One Migrationでエクスポートしようとすると、581MBまでしか小さくなりませんでした。
でも仕方がないので、とりあえずこれを使ってエクスポートをしました。あと、万が一失敗した時のための保険として、ワードプレスの管理画面にデフォルトで入っているツール→エクスポートも使ってxmlファイルとしてローカルに保存しました。とにかく、ドメインを削除した後はどうしようもなくなるので、念には念を入れて、です。
581MBと、All-in-One Migrationの無料で使える容量(521MB)を超えていたにもかかわらず、エクスポートは1時間もかからず完了しました。「あれ?」と思いつつ、いよいよ対象ドメインをエックスサーバーAから削除して、Bの方へ登録しなおしたわけです。そして、ワードプレスをインストールし、All-in-One Migrationプラグインもインストール、有効かしました。
そして、エクスポートしたファイルをアップロードしようとしたとき、エラーメッセージが出て「容量超過のため無料版ではできません」とのこと。「やっぱり…」と思いつつ、おそらく1000枚以上の画像があったので、それをまた一から貼り付けなおす手間を考えたら69ドル払うほうがいいと思い、泣く泣く有料版(Unlimited Extend)を購入…。
支払いを済ませると有料版がダウンロードできるようになるので、それをダウンロードして移転先のワードプレスにインストールします。そして、同じようにファイルをインポート、とここまではうまく事が運んだのですが。
移転先のワードプレス管理画面にログインできない!
インポートは一見無事に完了したように見えました。サイトを開いても画像もすべてきちんと表示されていますので、ユーザーには表示されているわけです。ですが、そのテーマをちょっといじろうと思って、ワードプレスの管理画面にログインしようとしたら、なぜかリダイレクトされてしまい、ログイン画面が表示されません。
こういうことは初めてで、URL窓を見ると、「ドメイン/redirest=数字数字数字https://3%4%87?ドメイン名・・・」という感じの文字列だったと思います。とにかく、ログインのユーザー名やパスワードが間違っているじゃない?という前に、ワードプレスのログイン画面が表示できないわけで。
これは、かなり困った~と思って、ググってみたものの、「これだ!」という解決法は見つかりませんでした。そもそも、私はファイルとかPHPに関してはあまり知識がないので、こういうトラブルは非常に苦手なんですよね。
wp-configファイルとか、wp-optionsなんかもチラっとのぞいてみたんですが、何も異常があるとは思えない…、というかよくわからない(笑)。
ワードプレスにログインできない場合の対処法はいろいろ紹介されていますが、一応ここに書き出してみます。
- ログインユーザー名とパスワードが間違っている→そもそもログイン画面が表示されない
- /wp-admin以外に/wp-login.phpや/wp/wp-login.phpでログインできることも→試したけど無理
- Cookieが邪魔してログインできない→別ブラウザで試してもダメだった
- .htaccessファイルの記述が間違っている→見たけどよくわからない
- phpmyadminのwp-optionsでuser情報が間違っているかも→間違ってなかった
こんなことをチェックしてみたわけですが、あとは、プラグインの相性がよくなくてエラーになる可能性か、最悪の場合ハッキングされたのかも…。
もしかして私はプラグインAll-in-One Migrationにだまされたのでは?と思い始めたころ、有料版を購入したときに登録したメールに、カスタマーサービスからメールが届いていました。ダメ元で、問題を報告しその夜はもう寝ることに。
夜中に目が覚めた!
でもね、やっぱりいろいろ考えて、どう見てもリダイレクトされているから、.htaccessファイルが怪しいんじゃないかと思えてきたんですよね。それで、夜中に目が覚めてしまって、またいろいろググっていると、何かの記事で「SiteGuard」プラグインが悪さをして.htaccessファイルを書き換えられてしまったという話を目にしたんです。
それで、やっぱり.htaccessだ! と思い、夜中にまたパソコンの前で、今度は真面目にじっくり.htaccessファイルを見つめなおしてみました。他のエックスサーバーで作っているワードプレスサイトの同ファイルを参照しながら、この辺がおかしいんじゃない?と疑わしい箇所を削除すると(バックアップを取りましょう)、なんと、無事にログインできるようになりました!
そんなわけで、All-in-One Migrationは素晴らしいプラグインということでした。疑ってすみません。
コメント
こんにちは。こちらの記事を拝見してログイントラブルを解消することができ感謝です。
1つ可能でしたら教えていただきたいのですが、一度消したSiteGuardの記述は、その後もとに戻されましたでしょうか・・?(不躾な質問コメントですみません。)
おてんば屋はなちゃんの母さん、コメントありがとうございます。
私の記事がお役に立ててよかったです^^
この記事を書いたのは、けっこう前なので、そのあと何か記述を変更したかどうか、正直はっきり覚えていないんですが、多分書き変えていないと思います(あいまいな回答ですみません、汗)。
その後、件のブログは無事に操作管理できており、今のところ問題はありません。
あまり参考にならない答えで、ホントにすみません。。。