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サブスタック,Kindle,Medium,note比較:ライターとして稼ぎやすいプラットフォームとは

Medium

サブスタック、Medium、キンドル(特にKindle Unlimited)、noteなど、ライターが文章を書いて収益化できるプラットフォームをライター視点で比較してみます。ポイントは、

  • 不労所得になるかどうか
  • 安定収入につながるかどうか
  • プラットフォーム運営によるサポートがあるかどうか

以上のような点を軸に書いてみたいと思います。

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前提:ライターは文章を書いて稼ぐ者

そのまえに、最近(になってやっと?)「ライター」という生き方に関する自己理解の転換があったので、ちょこっとだけふれておきます。

Tumblrでもつぶやいたのだけれど、

(以前は)Webライターは「クライアントから依頼を受けて、Web上に掲載するための文章を書く人」のことだと考えていたけれど、今は、ライターとは「文章を武器に思考やアイデア、経験をお金に換えていく人」たちだと。

日本語のネット世界では、「ライター=Webライター」という概念が定着している雰囲気がありますが、私がここで言うライターは「物書き」「作家」のことであり、価値ある文章クリエイションを作り出し対価を得る人たちのことを指しています。

また、特定のプラットフォームを利用してお金を稼ぐという場合、そのプラットフォームが提供している収益化方法を利用して直接的に稼ぐ方法と、そのサイトから自社商品などへのリンクを貼って間接的に稼ぐ方法とがあります。今回のメールでは、プラットフォーム上で直接的に稼ぐ方法に集中して説明してきます。

なお、情報はすべて本投稿公開時点のものです。

サブスタックの稼ぎ方

サブスタックはアメリカ産メールマガジン配信サービスです。無料で利用でき、ライターは自分の作品をメールマガジンとして定期配信することができます。

メールマガジン(以下、メルマガ)は、無料で配信することもできますが、有料メルマガとして発行することも可能で、その場合は月額あるいは年会費として課金することになります。有料メルマガが読者によって購読されるとサブスタック運営側がその価格の10%を手数料として徴収します。

サブスタックで稼いだお金を受け取る際、Stripeという決済サービスを使うので、売上金額の2.9%+0.3米ドルが入金時にStripe手数料として差し引かれます。

サブスタックで作成したコンテンツは、メルマガとして読者に配信されると当時にサイト上でも公開されます。そのため、メルマガとしてではなくブログとして使うことも可能です。

メルマガという性質上、一定頻度で新規投稿をアップロードしていくことが前提となります。そのため、不労所得とはなりにくいですが、有料メルマガ発行者は購読者数×購読料を定期的に受け取ることになります。

★おすすめ書籍★サブスタックの使い方を日本語で解説!

サブスタック(Substack)の使い方:基本設定から有料化まで: 完全無料で使えるメールマガジン配信サービス|Amazon

Amazonキンドルの稼ぎ方

Amazonは言わずと知れたアメリカの超巨大ショッピングサイトです。その中の電子書籍セクションがキンドルと呼ばれているパーツです。

Amazonはすでに書籍のオンライン販売でよく知られていますが、電子書籍に関しては「Kindle Unlimited」という読み放題をサブスクリプションサービスとして展開しており、現在、米国、英国、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ブラジル、メキシコ、カナダ、インド、日本、オーストラリアにおいて、名称は異なりますが同様のサブスクリプションプランが利用できるようです。

Amazonキンドルで稼ぐ場合、電子書籍をセルフ出版しロイヤリティ(印税)を稼ぐことになります。単体の本がAmazonユーザーに購入された場合に印税を受け取る以外に、上記のサブスクリプションサービスに参加して稼ぐこともできます。

読み放題プランに自分の本を登録すると、Kindle Unlimitedユーザーは、あなたの本を追加料金なしで読むことになりますが、読まれたページ数に応じて印税を受け取ることができます。

ただし、読み放題プラン(KDPセレクトと呼びます)に登録するには、Amazonでの独占販売が必須条件となります。同一の作品をnoteやそれ以外のプラットフォーム上で販売、あるいは無料公開することはできません(コンテンツの10%は無料公開するのが許可されています)。

Amazonキンドルで書籍を販売する場合、単品として本が購入された場合は価格の30%、あるいは70%(消費税等を除く)を印税として受け取ることができます。70%の印税を受け取るためにはいくつかの条件がありますが、その一つにKDPセレクトへの登録があり、すなわちAmazonで独占販売することが必要です。

Kindle Unlimited(読み放題)プランとして本が読まれた場合、読まれたページ数に応じて印税が支払われます。現時点では、私の経験から鑑みて、1ページ読まれるごとに約0.5円の収入になっています。

電子書籍のセルフ出版(KDP=Kindle Direct Publishing)は、だれでも無料で利用できます。いったん電子書籍として登録しておけば、本が売れるたびに(読み放題の場合は読まれるたびに)印税が支払われるため、不労所得になります。

また、特にKindle Unlimitedに登録した書籍は、Amazon運営部により「最新の読み放題登録書籍」としてユーザーに紹介してもらえるメリットもあります(ユーザーに最適化されたものが優先的に紹介されている模様)。

読み放題プランに登録した書籍に関しては、キャンペーンを行うこともできます。Amazon内での広告は現時点では英語書籍のみ有効ですが、将来的には日本語書籍でも広告を打つことが可能になるかもしれません。

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15分で丸わかり!キンドル電子書籍出版副業で稼ぐ【2021年最新版】: WordとCanvaで不労所得を作る|Amazon

Mediumの稼ぎ方

Medium Become a member2

Mediumはアメリカ産文章投稿プラットフォームです。Mediumで稼ぐ方法は、おそらく、ここに紹介するサービスの中ではもっともシンプルな稼ぎ方といってよいでしょう。

Mediumそのものが大きなサブスクリプションサービスであり、すべてのコンテンツを閲覧するには月額5米ドル(あるいは年間50米ドル)を払って有料メンバーになる必要があります。

文章を書いて投稿するだけの場合、完全に無料で利用可能で、理論的には収益化のために課金をする必要性はありません。無料ユーザーでも毎月最大3本までの有料コンテンツが閲覧可能です。

ただし、2022年より、有料コンテンツを提供して稼ぐには、100人以上のフォロワーが必要とされています。今後もたびたびルールの変更はあるかもしれません。

ライターとしてMediumに文章を投稿する場合、無料コンテンツとして公開するか、有料コンテンツとして掲載するか選択することができます。

有料コンテンツとして公開した投稿が、Medium有料会員によって読まれると、ページ滞在時間に応じて報酬を受け取ることができます。

Mediumに一度公開した有料コンテンツは、公開後有料会員によって読まれるたびに収益が発生するため、不労所得的な収入になるといえます。

ただし私の経験上、Mediumでコンスタントに記事を投稿している方が、過去記事も読まれやすくなりますので、完全放置でも稼ぎ続けると保証されるものではありません。

さらに2021年秋のルール変更により、あまりにも更新頻度が低いユーザーは有料公開できなくなっています。たまには記事を投稿してね、ということですね。

なお、Mediumもサブスタック同様、決済サービスとしてStripeを使用します。Stripeは一部利用できな国や地域もありますので、Mediumで稼ごうという方はまずStripe情報をご確認ください。

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noteの稼ぎ方

noteは日本国産のプラットフォームで、クリエイターサポートを目的として創立されました。

ライターとしてnoteで稼ぐ場合、有料note(note上で公開される投稿は「note」と呼ばれます)の販売や定期購読マガジンの発行などの方法があります。

有料noteの販売は、電子書籍を売るのと同じイメージでよいかと思います。有料noteは文字だけでなく画像や音声ファイルなども扱うことができ、noteユーザーはだれでも無料で有料販売することができます。

定期購読マガジンとは、定期的に有料コンテンツを投稿し、そのシリーズをマガジンとして定期購読してもらう仕組みになっています。

定期購読マガジンを発行することで、ライターは月額料金×購読者数を毎月受け取ることになるので、安定収入につながり、感覚的にはサブスタックで発行する有料メルマガとよく似ています。

ただし、noteの定期購読マガジン発行には、noteのプレミアム会員(月額500円)であることが条件で、定期購読マガジンの発行の際にnote運営側の審査があります(審査は、2週間から1ヶ月程度かかります)。

noteでは、定期購読マガジンの発行の際、最低毎月一回の新規投稿が推奨されています。このため、こちらも完全放置で稼げる不労所得にはなりません。

noteに関して、プラットフォーム側のサポートはほぼ期待しない方がよいでしょう。SNSや個人ブログなど、自ら宣伝告知して、読者を誘導する必要があります。

noteでのコンテンツ販売にかかる手数料はちょっと複雑です。

まず、ユーザーの支払い方法によって、クレジットカード決済の場合は売上金額の5%、携帯キャリア決済の場合は15%が徴収されます。その残金より、有料noteは10%、定期購読マガジンは20%がプラットフォーム利用料として差し引かれ、売上を振り込んでもらう際には、振込手数料として270円が差し引かれます。

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15分で丸わかり!note副業で稼ぐ方法: まずは月1万円の不労所得作りから|Amazon

けっきょく何がどう違うのか

ここまで長々と各プラットフォームの特徴を書いてきました。

もし、不労所得ということにこだわるのであれば、Amazonのキンドル出版が一番メンテナンスが必要ない稼ぎ方ということになるでしょう。

noteで有料noteとして電子書籍を販売する方法も、無料でできる不労所得になります。

ただ、いずれの場合も、書籍が売れなければ収入にはなりません。一定金額を安定して毎月稼ぎたいという場合は、サブスタック有料メルマガやnote定期購読マガジンの発行という方法が魅力的に映るでしょう。

実は、私はすでにサブスタックで有料メルマガを配信しています。そして、現存の有料メルマガについては、キンドル本の下書きのつもりで記事を投稿しています。

つまり、有料メルマガで公開した有料コンテンツを後で編集し直してAmazonキンドルから出版する予定なのです。もちろん、出版の暁にはサブスタック上で公開していた記事は削除するつもり。

サブスタックを介してメルマガ発行した後、サイト上の記事を削除してもすでにメール受信者の手元には文章が残ります。

いったん相手に送信してしまったメールを送信者が削除することはできませんので、当然ですよね。それでも、ネット上での公開記事は消えてしまうことになるので、KDPセレクトに登録して読み放題対象本とすることは可能です。

私はこれまで、Mediumやその他ブログプラットフォームで公開していた記事を編集して書籍化しています。

このようなケースでは、サイト上で公開していた記事を削除してしまえば、KDPセレクトの審査は通ります(もちろん、サイト上の投稿を削除しないままでも、読み放題に登録しないのならAmazonキンドルで書籍として出版することは可能です。その場合の印税は30%)。

いいかえれば、キンドル本として書籍出版する原稿を、有料メルマガ購読者(つまり、自分のファン)に先行公開することになります。

そして、万が一有料メルマガを購読してくれる読者が著しく少ない、あるいは最悪ゼロ人でも、「あとでキンドルから出版する」原稿の下書きだと思えば、書くモチベーションが低下することもないのではないでしょうか。

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