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Bloggerからワードプレスへお引越し!移行方法

WordPress

無料ブログサービスBloggerからワードプレスへのお引越しは何度もやっているんですが、毎回どうだったっけ?と調べるので、いい加減自分のブログにその手順と方法を覚書として書いておこうと思います。

ワードプレスを使用しているサーバーはエックスサーバーです。

Bloggerの時点で独自ドメインを設定しているケースで、そのまま独自ドメインをワードプレスブログのドメインとして継続使用します。ドメイン取得はお名前ドットコムです。

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1.Bloggerのブログをエクスポートしてバックアップ

まずはBloggerで作っていたブログのコンテンツを、自分のパソコンにダウンロードして保存しておきましょう。

これは、Bloggerの設定画面で「その他」>「コンテンツをバックアップ」からできます。

実際のお引越しは、BLOGGER IMPORTER EXTENDEDというプラグインを使って行うと、直接Bloggerアカウントからワードプレスへコンテンツを移転できます。

今まではこの方法でやっていたんですが、2022年1月現在、BLOGGER IMPORTER EXTENDEDが有料化しています(以前は無料だった)。無料バージョンでは20投稿分しか、引っ越すことができません。

Blogger内の投稿が20記事以下の人はよいのですが、それ以上ある場合は、BLOGGER IMPORTER EXTENDEDの有料版を購入するか、Blogger Importerという、あまり使えないプラグインを使ってインポートするしかありません。

Blogger Importerを使う場合は、Bloggerのファイルをバックアップ(エクスポート)する必要があるので、いずれにしてもバックアップ(エクスポート)はしておいてください。

2.Bloggerで使っていた独自ドメインのネームサーバー変更

Bloggerで使っていた独自ドメインをそのままワードプレスでも継続使用します。Bloggerブログでドメイン設定をする際に、ドメイン取得業者でDNS設定をやっているはずですが、これを削除しておきます。

ドメイン取得業者(私の場合はお名前ドットコム)のDNS設定画面に行くと、削除するためのチェックボックスがあるので、該当部分にチェックを入れて削除します。

次に、ネームサーバーの変更で、エックスサーバー(あるいはワードプレス導入用サーバー)のネームサーバーに変更しておきましょう。

3.エックスサーバーにドメイン登録+ワードプレスをインストール

ネームサーバーを変更したら、エックスサーバーでドメイン設定からドメインを追加します。お名前ドットコム側の設定に時間がかかる場合があるので、すぐに登録できない場合は少し待ってから再挑戦しましょう。

そして、ドメインが追加出来たら、ワードプレスもインストールします。エックスサーバーの場合、ワードプレスの簡単インストール機能がついているので、これでポチポチっとインストールできます。

このときも、ワードプレスをインストールしてから管理画面にログインできるようになるまでに少し時間がかかる場合があります。

エラーメッセージが出ても、少し時間をおいて試してみるとすんなりログインできるはずですので、忍耐強く待ってみてください。

4.ワードプレスのパーマリンクをBlogger風に変更

ワードプレスのパーマリンクをBloggerに合わせて変更しておきます。

設定のパーマリンクから、カスタムを選び、「/%year%/%monthnum%/%postname%.html/」を入力して保存します。

私はあとでパーマリンクを変更してリダイレクトをかけたこともあったのですが、非常に面倒なので、できればBlogger式のパーマリンクを継承する方がおすすめです。

後で変更する場合でも、Bloggerのコンテンツをインポートする時点では、Bloggerで使用してたURLがそのまま継続されるようにしておきます。

独自ドメインで運営していたBloggerのブログをワードプレスに移行する場合は、必ず、パーマリンクが同じになるようにしておきましょう(あるいはワードプレスブログ内でリダイレクトをかける)。

そうでないと、せっかくついていた検索エンジンからの評価がゼロに戻ってしまいます。また、外部リンクも切れてしまうので、閲覧数が激減する可能性があります。

そのため、Bloggerブログで使用してた投稿URLをそのまま維持できるよう、ワードプレスのパーマリンク設定を実際のファイルを移転する前に行っておきます。

5.プラグインBLOGGER IMPORTER EXTENDEDをインストールして起動

5-1.BLOGGER IMPORTER EXTENDEDをインストールする

ワードプレスの管理画面にログインできるようになったら、Bloggerを引っ越しさせるためのプラグインBLOGGER IMPORTER EXTENDEDをインストールします。

このプラグインを使うと、直接Bloggerのアカウントに接続し、そこからコンテンツをインポートすることができます。

注意!BLOGGER IMPORTER EXTENDED無料版は20投稿まで

ただし、先ほどもいいましたが、現在有料化されています。以前は無制限で記事を移植できたのですが、無料版は2022年1月の時点では20投稿まで、という制限があります。

それ以上の投稿があるブログの場合、有料版を購入するか、このプラグインでとりあえず20記事だけインポートしておき、後はBlogger Importer(インポートツール)を使って引っ越しするかになります。

5-2.Blogger Importer Extendedを起動させる

インストールして有効化すると、プラグインページに「インポーターの実行」という文字が表示されるので、これをクリックします。

このような画面に切り替わったら、「Run Importer」をクリックすることで、インポートを開始できます。

「2.Redirect old links」という部分で、二つの項目をオンにして「変更を保存」すると、Bloggerの古いURLから新しいワードプレスブログへ自動でリダイレクトをかけてくれるようです。

もし、このプラグインだけを使うのであれば、ここをオンにしてからインポートした方がいいかもしれませんが、私は下のBlogger インポートツールを併用するので、とりあえずここは無視しています。

5-3.BloggerのID番号を入力して実行

「Run Importer」をクリックすると、このような画面が表示されます。これは、無料版か有料版かを問うています。

無料版で使用する場合は「20 post for free」を、有料版を購入する場合は「Unlimited license」をクリックしてください。

私は有料版は使ったことがないので、無料バージョンで話を続けます。

「20 post for free」をクリックすると、上記の画面になります。BloggerのブログIDを入力するように求められています。

ブログIDとは、Bloggerのブログ管理画面に表示されている「https://www.blogger.com/blog/XXXX/」の後の数字のことを指します。ここをコピペしてBLOGGER IMPORTER EXTENDEDに記入すればOKです。

番号をコピペして「送信」ボタンを押すと、インポートが開始します。ネット回線の状況によって少し時間がかかることもあります。

終了したら、20記事がすべてインポートされているか、投稿を確認しておきましょう。

次にBlogger Importer(インポートツール)の使い方を説明します。

6.Blogger Importerでコンテンツを移行する

BLOGGER IMPORTER EXTENDEDだけでは引っ越しが完了しない人は、Blogger Importer(インポートツール)を使うことができます。

ただし、このプラグインはあまりメンテナンスされていないようで、引っ越したいコンテンツが完全に移転できないという欠点があります。

最終的には、1つずつの投稿を目視して修正していくことになると思うので、そのつもりで使ってください。

それが面倒な人は、BLOGGER IMPORTER EXTENDEDの有料版を検討してみましょう。

6-1.Blogger Importer(インポートツール)をインストール

Blogger Importerは、プラグインの新規追加画面からでも追加できますが、ツール>インポートで画面を開き、「Blogger」の項目から「今すぐインストール」を選択することで追加できます。

6-2.Blogger Importer(インポートツール)を実行

インストールすると、以下のように「実行する」という文字が表れるので、これをクリックします。

画面が切り替わり「ファイルを選択」という画面になります。

「ファイルを選択」をクリックし、パソコンから先にダウンロードしたBloggerのバックアップファイルを選択しましょう。

ユーザー名を選択するボタンが表示されると思うので、変更したい場合はユーザー名を選択します。

ここで、今回の私のケースでは、まるでプラグインが止まってしまったような感じになりました。うんともすんとも言わないので、「ちゃんとインストールできていないのでは?」と不安になり何度も実行ボタンを押してしまったのです。

しかし、一応ちゃんとインポートされていたようで、私が「実行」ボタンを押した3回分、すべての記事が3本ずつインポートされていました。

何も起こっていないと思われても、実は作業が進行していたのです。みなさんは気を付けてくださいね。

7.投稿を確認していく

BLOGGER IMPORTER EXTENDEDはかなり完成度の高いインポートツールですが、Blogger Importer(インポートツール)は本当にダメダメなので、インポートした後に一つずつの記事を確認する必要があります。

最も優先すべきは、投稿URL(パーマリンク)でしょう。

これが、元のBlogger時代のURLとまったく同一であるか確認しておきます。特に検索順位で上位を取っている投稿がある場合、それを優先してチェックしておきましょう。

他にも、カテゴリーやタグ、画像、アイキャッチ画像など、いろいろ手直ししたい部分は出てくると思います。でも、とにかくURLが以前と同じになっているかの確認が最優先です。

記事数が多い人は、パーマリンクの確認だけサクッと済ませてから、あとでゆっくり細かい部分を修正していくのがおすすめです。

8.Bloggerからリダイレクトをかける

投稿URLの確認が終わったら、念のため、Bloggerからワードプレスブログに向けてリダイレクトをかける設定を行っておきましょう。

Blogger 301 Redirectというプラグインを使います。

8-1.Blogger 301 Redirectをインストール

そもそも、URLを完全に同じくしておけば、検索からの流入でも外部リンクからの誘導でも、自然にワードプレスブログへ移行するはずなのですが、Bloggerでつくったブログを完全に削除しない限り、Bloggerの無料ドメインにてブログが存在し続けることになります。

それでは、コピーコンテンツとみなされる危険性があるので、完全にリダイレクトされるようにしておく方が安心でしょう。

8-2.Blogger 301 Redirect設定を開く

上のプラグインをインストールして有効化した後、プラグイン画面のBlogger 301 Redirectの下にある「Setting」文字をクリックします。

すべて英語なので戸惑うかもしれませんが、一番上以外のチェックボックスにチェックを入れて、「変更を保存」ボタンをクリックします。

するとその下にHTMLコードが表示されるので、これをコピーして、BloggerのテーマHTMLと置き換えます。

8-3.Bloggerテーマに合わせてHTMLコードをコピー

Bloggerで新しいテーマ(テンプレート)を使っている場合と、旧式のテーマを使っている場合とに分かれてHTMLコードが表示されているので、ご自身のBloggerで使っていたテーマに合わせて選択してください。

Bloggerで新しいテーマを使っていた人は上の濃い青色内に表示されているHTMLコードを、クラッシックテーマを使っていた人は、下の水色ゾーンのHTMLコードをコピーします。

8-4.BloggerのHTMLを置き換える

次にBloggerのブログ管理画面に行き、「テーマ」を選択します。

「カスタマイズ」という文字の横に表示されている逆三角形をクリックします。

すると上のようなボックスが開くので、「バックアップ」を選択しましょう。

「ダウンロード」をクリックし、テーマファイルをダウンロードします。念のためにバックアップを取っているわけですが、必ず行ってください。

次にもう一度「カスタマイズ」の右横▽を押し、「HTMLを編集」を選択します。

すると、ずらずらっと長いHTMLコードが表示されるので、これをすべて削除してください。

「削除???」とびっくりされるかもしれませんが、万が一のために先ほどテーマファイルをダウンロードしてバックアップを取っています。ですので、ここは思い切って削除していきます。

次に、先ほどワードプレスのBlogger 301 Redirect設定でコピーしたHTMLを貼り付けます。HTMLコードをまるごと置き換えるわけです。

そして保存ボタンを押して保存すると、Bloggerのブログにアクセスした人はすべて新しいワードプレスブログに転送されることになります。

8-5.モバイル設定を「デスクトップ」に変更

最後に、モバイル設定も行っておきましょう。

Bloggerのテーマ画面に戻ると「テーマのプレビューは現在ご利用いただけません。」というメッセージが出ていると思いますが、これでOKです。

そしてまた「カスタマイズ」ボタン横の▽を押し、「モバイルの設定」を選びましょう。

上のようなボックスが開きます。「デスクトップ」の方にチェックを入れて「保存」をクリックすれば完了です。

この作業により、Bloggerとしてのブログを閲覧することはできなくなりますが、Blogger管理画面へのアクセスは可能です。

投稿やページ編集画面を見ることはできるので、ワードプレスで画像や細かい部分を見直すときに参照することは可能です。

オプション:必要であれば投稿別のリダイレクトを設定する

Bloggerからワードプレスへお引越しした以降のパーマリンクを変更したい場合、Blogger時代のURLから新URLへとリダイレクトをかけます。

プラグインRedirectionを使って、必要な記事をリダイレクト設定します。

Bloggerの方に元のブログが残っているはずですので(ドメインは独自ドメインからBlogger提供の無料ドメインに変更されているはず)、

  1. それを参照しながら親ドメイン以降(example.com/の後)の文字列を「リダイレクト元となるURL」にコピペ、
  2. あらたに変更したパーマリンクを「ターゲットURL」にコピペして
  3. 「転送ルールを追加」ボタンを押せばOKです。

記事数が多いと面倒ですが、必要な項目は一つずつリダイレクトをかけておくのがおすすめです。

Bloggerのパーマリンクスタイルを継承していく場合は、この作業は必要ありません。

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