アフィリエイト用のサイトやブログを作成するときの方法は、それぞれですが、私はほとんどをワードプレスで作成しています。ただ、ワードプレスサイトは、一つのサイト(ブログ)につき、データベースを一つ使用するので、レンタルサーバーと契約するときには、データベース数の制限には注意が必要です。
ワードプレスサイト(ブログ)を量産したいときに使えるレンタルサーバーについて、まとめてみました。
サイト量産の必要性
その前に、ワードプレスサイト(ブログ)を量産する意味について、ちょこっと触れておきます。
アフィリエイトで安定して収入を得るためには、複数のサイトやブログを運営することが必要です。その理由は、主にリスク分散です。
たとえ、一つのサイト(ブログ)がヒットして、検索上位に表示されるようになり、そこからの収入がまとまったものになってきたとしても、いつ、何かの事情で検索上位から外れるともわかりませんし、その商品や業界そのものが流行遅れになることもあります。
つまり、一つのサイトやブログに依存してしまうのは、非常に危険ということ。
ですから、アフィリエイトで安定して収入を得るためには、複数のサイトやブログを運営し、どれかがこけてもどこから儲けが出るようにしておくのが賢明です。
実際に私も、毎月1~2万円稼いでいたサイトが、ある日を境にほぼゼロになった経験があります。このように、一つのサイトやブログに依存してしまうことは、金銭的にも精神的にも危ういことだと体感しています。
なぜワードプレス?
もう1点は、なぜワードプレスなのかということ。
もちろん、ワードプレス以外にも、サイトやブログを作成する方法はあります。例えば、私はシリウスは使用した経験がありますが、残念ながら私には合わなかったようです。
その最大の理由は、シリウスはローカルのサイト作成ツールだということです。
私は、1年のほとんどを海外で過ごしていますが、サイト作成に使用するデバイスはさまざまです。自宅では自分のPCを使いますが、日本へ一時帰国の際には、家族のPCを拝借することが多く、旅行中はタブレットやスマホを使ってサイトの管理を行います。
つまり、一つのPCにインストールして、そこからしかサイト作成や管理ができないシリウスは、私のライフスタイルに合わないという理由なんです(もちろん、シリウスは複数のPCにインストールすることも可能ですが、そのたびに料金がかかります)。
というわけで、私にとって、一番便利なサイト作成ツールは、オープンソースのワードプレスだったということです。
ワードプレスなら、ネット環境さえあればどこからでも自分のサイトやブログをいじることが可能ですし、アプリをインストールしておけばスマホからも作業可能です。
ワードプレスサイト(ブログ)を量産するためのサーバー
では、ワードプレスサイト(ブログ)を量産するために必要なサーバーのスペックとは何でしょうか。
「量産」ということを考えると、最も大切なのは、データベース数の制限です。
たとえば、ロリポップやミニバードなどの格安プランなどでは、データベース数が最大5つになっているので、ワードプレスサイト(ブログ)は、5つまでしか作成できません。たとえ、ディスク容量や転送量が多くても、ここで躓いてしまいます。
最近は、レンタルサーバーの方でも、データベースの制限がどんどん緩くなっている傾向にあり、以前は30個までだったエックスサーバーのX10プランも、今現在は50個までデータベースが使用できます。
それでも、ワードプレスサイトを50個作ったら、それ以上新しいサイトは作れなくなります(マルチサイトや一つのDBに複数のワードプレスサイトを導入する裏技的な方法もありますが)。
そして、もうひとつサーバー選びで私が着目すべきだと思うのは、「転送量」です。転送量というのは、大きければ多いほど、アクセスが集中した時のエラーの可能性が小さくなります。
転送量を公開していないサーバーもありますが、転送量が小さいと、ある一定時間にアクセスが集中した時、サイトが表示されなくなることがあります。これは、某サーバーで私も体験済みです。
こうなってしまうと、せっかくアクセスがあるのにサイトが表示されず、みすみす収益を逃してしまうという、アフィリエイターとしては致命的な損害を被ります。
その次に大切なことは、「ディスク容量」でしょう。大規模なサイトや画像や動画を多く盛り込むサイトを作成する予定の人は、ディスク容量の確認も必須です。
まとめると、ワードプレスサイトを量産するときに必要なレンタルサーバー選びというのは、
- データベース数
- 転送量
- ディスク容量
以上の3点を優先的に検討するべきだと思います。
また、マルチドメインやサブドメインの数も確認事項ですが、最近のサーバーの標準的なプランなら、ほとんどが無制限となってきていますので、この点は比較材料にはなりにくいと考えます。
で、結局どこがおすすめ?
以上の観点から、ワードプレスサイトを量産するときにおすすめなレンタルサーバーを比較してみます。
エックスサーバー X10プラン
私が使っているのは「X10」というプランです。ほかに、X20、X30というプランもあります。
この記事の投稿時現在、データベースは最大で50個作成できます。転送量は、一日70GB。他のブロガーやアフィリエイターの方もおっしゃっていますが、エックスサーバーを使用していて、遅いと感じたことはほぼありません。
ディスク容量は、200GB、これは、十分すぎる容量だと思います。ワードプレスサイトを50個作っても全然使い切れません。むしろ、ワードプレス以外でもサイトを量産したい人にもおすすめのプランです。
料金は、初期設定費用が3,000円、月額900円~1,200円(契約期間により異なる)です。2016年7月14日から、長期契約期間のお得な料金設定が始まりました。今までは最長で12か月の契約で、月額1,000円でしたが、24か月契約だと950円、36か月契約だと900円とお得な料金プランです。
月額900円(税抜)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』
MixHost スタンダードプラン
MixHostは、初期費用無料、月額480円から利用できる、高性能クラウド型レンタルサーバーです。レンタルサーバーとしての使いやすさと、クラウドサーバーのいいとこ取りしたような、レンタルサーバーです。
一番安いプランは月額480円(エコノミープラン)で、データベースが無制限なので、ワードプレスサイト(ブログ)を大量生産したい人に向いています。ただ、このエコノミーはディスク容量が10GBしかないので、容量が必要な人は、スタンダードプラン(月額980円)ディスク容量30Bがおすすめです。
サーバー稼働率99.99%以上の安定性、1日1回の自動バックアップつき。無料独自SSLにも対応しています。。
30日間の無料試用期間が付いています。
私も実際に使っていますが、非常に使いやすいです。クラウドサーバーということで、敬遠する人もいるかもしれませんが、ていねいなマニュアルとサポートもついていますので、初心者にも安心しておすすめできます。
ヘテムル
ヘテムルは、データベースが最大100個まで作れます。一日の転送量は120GB、ディスク容量は256GBです。
ヘテムルの良いところは、セキュリティ管理がしっかりしていることと、マルチサイトでサブドメイン形式に対応していることです。
もし、ワードプレスに集中して中規模程度のサイト(ブログ)を大量作成したいなら、エックスサーバーよりもヘテムルの方がおすすめです。
初期手数料が、3,950円、一番安い36か月契約だと月額1,000円になります(3か月契約で1,500円)。
X2
(ここから紹介する2社は、現在私が契約を検討しているサーバーです。まだ実際には使用していないので、念のため)
やはり、ワードプレスサイトを量産するときに、便利なのは、データベース数が無制限になっているサーバーです。
データベース無制限のサーバーとして、まずは、「X2」。スタンダードプランで、データベース無制限、転送量は一日50GB、ディスク容量100GBです。料金は、初期費用が6,000円、12か月契約で月額1,800円。
少し、料金が高くなりますがそれでも、データベース無制限というのは魅力的です。転送量も申し分ありません。
フレンドサーバー
フレンドサーバーも、データベース無制限です。共用ベーシックプランで、月間転送量300GB、ディスク容量7GBと、上記3社には劣りますが、初期費用無料、月額480円というのは、魅力的です。
ワードプレスサイトでペラサイトや小規模サイトを量産する人には向いていると思います。ただし、アクセスが集中すると転送量という点で問題が発生する危険性あり。
共用スタンダードプランだと、月間転送量1000GB、ディスク容量15GB、料金は月額1,480円。
気になるのは、スーパースタンダートプランです。
データベースと転送量が無制限で初期費用5,800円、月額1,600円。料金は多少高くなりますが、データベースと転送量が使いたい放題なのは非常にうれしい。ただ、ディスク容量が10GBなので、サイトを大量作成した場合、こちらで引っかかるでしょう。画像が多いサイト量産にはおすすめできません。
フレンドサーバーの特徴は、海外(米国)にサーバーがあるということです。
これは単なるIP分散というだけでなく、地震などの災害に備えてのリスク分散にもなります。また、米国のサーバーですので、アダルトサイトの作成も可能です。米国にサーバーがあるといっても、日本語サポートが充実していますので、安心して契約できそうです。
以上、ワードプレスサイトを量産するためのサーバー選びのポイントでした。紹介した4社のうち、後者2サーバーは、私がこれから契約を検討しているサーバーです。
すでに、ワードプレスはサイト作成ツールとして、日本でも主流になってきているのではないでしょうか。今後は、他のサーバーでもDB無制限というプランが増えてくると予想しています。
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